神奈川新聞・新聞小説「茶聖」 2018.11.11 小林勝
茶 聖 ちゃせい
伊東潤 作
渡邊ちょんと 画
11月7日、神奈川新聞の新聞小説・茶聖が最終回を迎えました。
武士でもないのに切腹で、生涯を終えた利休。
「わしの肉体は朽ちても くちても、わしは生き続ける。」
作者の 伊東潤さんがどの程度の資料に基づいて、利休の心を描いたのかは私にはわかりません。
でも、利休を単に「秀吉の意向に沿わなかったから秀吉に抹殺 まっさつ された」という私の認識を覆して くつがえして くれました。
ここまで深く、利休の認識の深層をえぐりだすことにこだわった伊東潤さんの作風は新鮮でした。
私なぞは凡人ですから、独裁者・秀吉のおかれている立場。徳川家康の台頭、どんなことがあっても秀頼を後継者として未来永劫、安泰に過ごせる世の中にしたい、そんな描写を期待したのですが、それだと秀吉の小説になってしまいますね。
2020年のNHK大河ドラマは 明智光秀を描いた「麒麟 きりん がくる」。脚本が 太平記を手掛けた池端俊作さん。主演の明智光秀は長谷川博己さんが演じるそうです。
戦国初期の群雄割拠の戦乱のなか、各地の英傑たちが天下を狙って、命をかけそして愛をかけて戦う。若き明智光秀、織田信長、斎藤道三、今川義元、そして秀吉が、家康が、所狭しと駆け巡る
<NHKドラマスペシャルから引用> 長谷川博己さんが明智光秀役! 2020年大河ドラマ 「麒麟がくる」
江戸時代に逆臣・謀反人 ぎゃくしん・むほんにん に仕上げられた明智光秀ですが、ドラマの中では、どんな描写をされるのでしょうか?
神奈川新聞・新聞小説「茶聖」 2018.8.12 小林勝
茶 聖 ちゃせい
伊東潤 作
渡邊ちょんと 画
神奈川新聞の新聞小説・茶聖が佳境を迎えています。
九州を平定した豊臣秀吉は、北条家の小田原城を攻め始めました。
千利休は、秀吉の使者として小田原城に入り降伏を勧めます。
利休は、茶で世の中の平和を求めようとします。
ですが、戦いによって得た報奨を手に入れたい石田三成らの進言で
秀吉は和睦よりも戦うことを選ぼうとします。
石田三成や秀吉は、朝鮮出兵で大陸の土地や富も手に入れたいと考えています。
<参照> 千利休は聖か俗か…それとも双方を自在に行き来する魔物か 伊東潤さんの連載小説「茶聖」
★伊東潤さんの連載小説「茶聖」4月2日からスタート
人気作家、伊東潤氏による連載小説「茶聖」(画・渡邊ちょんと 氏)が4月2日(月曜)、スタートします。
当代切っての歴史小説家が、戦国の世に茶の湯文化を確立し、信長、秀吉と渡り合った千利休の実像に迫ります。
<引用> 神奈川新聞・新聞小説「茶聖」 2018.8.12
<引用> 神奈川新聞・新聞小説「茶聖」 2018.8.11
<引用> 神奈川新聞・新聞小説「茶聖」 2018.8.5
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